pn.jpg自爆攻撃へと向かう二人のパレスチナの若者。
声高にではなく静かに内省的に矛盾と葛藤を訴える。ひとつひとつのセリフや情景が重い。

「平等に生きられなくとまも平等に死ぬことはできる」という矛盾、「尊厳のない人生、侮辱され無力感を感じながら生きていく。この抑圧の中で生きているのなら、不正を終わらせる道を見つけるべきだ」という怒り。
「現実とは何なのか? 人々が彼らやその行為をどう思おうと、彼らもまた人間なのだ」(アサド監督) 僕らはそんな当たり前のことをどれだけわかっているのだろう。

この映画がアカデミー賞にノミネートされた時にイスラエルの人々から反発が起きたけど、これは自爆攻撃を擁護するような映画ではなく、むしろパレスチナでの上映の方が難しいんじゃないかと思えるほどの内省。
攻撃を仕掛ける組織の描写がちょっとお定まりすぎる気がするけど。


【東京都写真美術館】
写美にはファミコン・ソフトの展覧会で行ったことがあるけど、ここで映画を観るのは今日が初めて。恵比寿ガーデン・シネマには何度も来ているが。
今までにもここのラインナップで観たいなと思ったものは何回かあったのだけれど、映画館ではなく美術館での上映となると設備はどうなんだろう?と心配でパスしていた。
実際入ってみるとホールである。映画館よりも劇場に近く、座席は横がゆったりしていてじつに快適。わたしゃてっきりロビーにパイプイスでも並べて観るのかと思っていた ^_^;
今後は心置きなく行くとしよう (笑)