2006年10月

ホステル

ho.jpgタランティーノPresentsの拷問映画。とはいっても拷問シーンはあまり多くなく (いや、そういうシーンをことさらに見たいわけではないが ^_^;) これじゃまったくの看板倒れ看板に偽りありだよなあ。その数少ない拷問シーンにしても、とりたてて目新しいものもなく、際立って痛そうなわけでもない。
後半は比較的テンポが良くなるし、オープニングのシーンやラストのバイオレンス描写なんかけっこう好きだけど、全体的にはスリルも怖さも破天荒さもなく、悪趣味なだけのB級にも至らないC級映画だな・・ やたら仰々しい音楽にも興ざめ。
それにしても舞台とされたスロバキアやらオランダからクレームこないのかねぇ。どうせなら自国アメリカでやれよって。

上映開始から45分以内に気分が悪くなって途中退場した人には返金しますキャンペーンを実施中なんだけれども、45分くらいまでは何も起こらないじゃないか! (笑) ホントにくだらなさにもホドがある上にやたらと長い導入部はもうちょっと何とかならんのか・・
タランティーノのみならずピーター・ジャクソンも協力しているんだそうだ。なんで??

たまたま観ていたこの監督のデビュー作「キャビン・フィーバー」 あっちの方がぜんぜんマシ。
リック・ホフマンの不気味さは強烈 ^_^; 「ホステル」というタイトルからすればバックパッカーたちには相当に恐怖な映画なのかな? ^_^;

サラバンド

sb.jpg生まれて初めてのベルイマン体験。信仰心のかけらもない私がベルイマンの世界を理解できるのかなとか、そのベルイマンももはや80歳とうに過ぎて枯れた境地の映画なんじゃないかとか、不安があったけれども、すごかった。その描写は、これぞ映画作家と言える緊張感に満ちている。
20年ぶりに撮ったというこれを「遺作」にしたいらしいが、これが遺言じゃたまんないな ^_^;
どこまでも深い人間の業。しかし「絶望」が「希望」へと変わるかすかな可能性は残された。

これまた初めてかもしれないリヴ・ウルマンに魅了された。でもウルマンの***がシルエットだけというのはちょっとらしくないような?


ちょっと残念なのは、これが最近多くなってきているハイビジョン撮影だということ。綺麗は綺麗なんだけど陰影があまりなくシットリ感がない。ベルイマンほどの人にはフィルムにこだわってほしい気も。

百年恋歌

hk.jpg半世紀の時を隔てた3つの時代、恋歌にのせて描かれるそれぞれの恋愛事情。

的確に映し取られた時代描写、人物描写が見事で興味深く見られる。でも3つ並べてさてどうしたものか。興味をそそられる以上のものがない。

それにしてもなんて精彩のある映像なんだ。
主演の二人が魅力的。いやそれは二人にかぎったことではなくて、すべての役者が感情を露わにするでない淡々とした実在感をもっている。そうした演出や美術、撮影など映像表現の総体として、たとえば今の日本映画でこれだけのものを作るのは到底無理だろうなぁ。

スネーク・フライト

sf.jpgてっきりお馬鹿B級ムービーなのかと思っていたら、そこらの地球の危機・人類の危機ムービーなどよりはるかに緊迫感のあるパニック・ムービーなのだった (いや、その恐さが卑近なだけか ^_^;) とてもじゃないけど笑えない (笑)
描写もけっこうリアルにエグくて、PG指定が付いているのも頷ける。子供と一緒じゃなくてよかった ^_^;
CGなのか何なのか、蛇の生々しさはスゴかった。

シリアスさとハチャメチャさがうまく噛み合っていないような気もするが、そこがいいところなのかな? うまくまとまっているけどもっと突き抜けた感じが欲しいところ。
蛇とのラストバトルはあまりに無謀 ^_^; 最後のミエミエの落ち、あれで笑えというのはツライぞ。だいたい僕はnintendo派だしさ (笑)

ハリヨの夏

hn.jpg少女の成長の物語。
だけどこれはその親の世代、団塊世代の悔恨ノスタルジーみたいな様相を呈しているのだった。監督はこれがデビューというから、そんな年でもなかろうになんで?
凡庸な演出、ストーリー、演技で居たたまれない。谷川俊太郎さんはなぜこんな映画に出たのだろう。

赤いヘルメットに手書きの詩のノート。壁にはジャニスのポスター。ベトナム帰りのアメリカ人。お店の名前は「ほんやら洞」かよ。もうウンザリだわ。
livedoor プロフィール
タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ