2006年08月

深海

sk.jpg社会や人間にうまく対応できない二人の女の物語。

暗い海の底から引き上げられた気分の、これは素敵な台湾映画。じ~んと癒される。
鮮やかな色彩の中に漂うチャチャのリズムがたまらないのだった。

台湾ポップス界のトップスターだという山口百恵に似た(?)ターシー・スーも熱演だったが、彼女を支えるおばちゃん役のルー・イーチンが良かったなあ。
一人でもわかってくれている人がいるってなんて素晴らしいことなんだろう。

UDON

udn.jpg無性にうどんが食べたくなった。美味そうなうどんたちだったな~。僕は関西出身なので完璧にそばよりうどん派。そんなわけでうどんはとっても良かったんだけど・・

“ハートフル・エンタテインメント”なんだそうである。なんでこうも人情話をからめようとするんだろう。“食い物エンタテインメント”でいいじゃないか。セリフに頼ってばかりのドラマではたまらない。
多彩なゲストで味付け欲張りすぎ、脱線しすぎた挙げ句、これで2時間というのはいくらなんでも長すぎる。それこそ讃岐うどんじゃないけれど、もうちょっとシンプルな味付けにしてくれよ。

前半はけっこう楽しめた。讃岐各地のうどん屋のそれぞれに個性的な味わいが格別だった。
キャプテンUDONのアニメなんかも大好きだな ^_^;

マッチポイント

mp.jpgおおっと~、意外な結末。ウディ・アレンらしいシニカルさと言えるんだろうか。
しかしやっぱりアレン作品は苦手かも。それなりには楽しめたけれどもやや退屈。
キャラクター設定とか舞台設定とか見事なんだろうな。でも私にゃわからない。

ロンドン観光スポット案内かい、これは ^_^;
ジョナサン・リース・メイヤーズにもトキメかず、最近の熟したスカーレット・ヨハンソンもあんまり・・ トボけた刑事のコンビが良かったな (笑)


人気作家アレンの作品とあってか公開2週目の土曜日、初回から満席状態。やはり平日に行きたかったけど仕事が忙しくて・・


【今日の予告】
「シュガー&スパイス」
山田詠美の短編集「風味絶佳」の映画化。沢尻エリカと柳楽優弥という魅力のキャスティングだけど、原作を読んだ者としては何じゃこりゃ?な印象だ・・。
小川洋子原作の「薬指の標本」の予告もあった。こちらはなかなかいい雰囲気で、作者自身のお薦めコメントもあったけど、そんなことでいいのかなぁ・・と、あいかわらず翻案物には気が進まない。

キネマの天地

サイレントからトーキーへ移り変わる頃の松竹蒲田撮影所を舞台にした山田洋次監督作品。井上ひさしも脚本に参加。

娯楽から芸術まで寄り合った世帯の当時の映画の撮影所システムが興味深い。そうだ、映画って産業なんだな。(たとえば)監督一人の才能やセンスで作るものじゃないんだ。
先端的な技術の娯楽であった時代。映画が最も娯楽の中心であった時代。映画でなければ、そんな時代に育った私ではないし、この映画の中のようなシステムがいいと思うわけでもないのだけれど、映画って何なんだろう。もう観ないぞって類の映画も増えてしまったこの頃なんである。

全体的にノスタルジックでコミカルな作りだけど、渥美清やら倍賞千恵子やら寅さんファミリーも参加していて、そこらになるとなんか次元がちがう。すごいな、渥美さん、倍賞さん。
松竹50周年記念作品にしてはセットとかチープな感じ。それはもう日本映画界の苦境の表れでもあるのか。

狩人と犬、最後の旅

ki.jpgカナダ・ロッキー山脈の実在の狩人の実生活に基づいて、本人が出演した劇映画。

かなり地味で淡々とした描写ながら、さすがに本物のリアリティがある。ドキュメンタリーではなく劇映画、人間も動物も演技をしているわけだが、やりすぎることなくうまく作ってある。監督自身も冒険家であるからこそか。
厳しくもあり楽しくもあり、人間や動物の強さも弱さも当たり前のようにそこにある、一時の自然生活を味わう。それも今や失われようとしているのだけれど。

「いたずらに自然を崇拝したりはしない」というN・ウィンターの、自然の中での自然な生きる営みが気高く美しい。
livedoor プロフィール
タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ